イギリスで 'Humanity in Fashion' キャンペーン開始!

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先週のバングラデシュ出張中、私はジャーナリストのリズ・ジョーンズとともに、衣料品工場で働く労働者と、彼らが起こしている生活賃金を求めるキャンペーンについて取材をしていました。

法定最低賃金の引き上げを求めるバングラデシュの衣料品産業労働者をサポートしてください! 要望への、バングラデシュ政府の回答期限の7/27に向けて署名を集めています。
署名はこちらから(英語・7/26まで受付中)
※ 情報を入力した後届くメールに記載されたURLをクリックし、本人確認をする必要があります。

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衣料品工場で働く、ドリーとハシといっしょに

ピープル・ツリーは、衣料品工場で働く人々が生活賃金と労働環境の改善を求めるキャンペーンを、過去12年間にわたって支援してきました。彼ら、彼女らの話を聞き、工場の労働環境をこの目で確かめようと、工場労働者の家を訪ねてまわりました。


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スラムの日常


バングラデシュでは、およそ300万人が衣料品産業で働いています。そのほとんどが女性で、バングラデシュの海外輸出額の70パーセント以上を稼いでいます。まるで映画「スラムドッグ$ミリオネア」の世界ですが、そこに熱さと悪臭をプラスした感じを想像してください。
ここに住む縫製産業で働く人たちの労働条件を改善するための解決策 - たとえば人的なコストを無視したファスト・ファッションを買わないことで、ファッション業界に圧力をかけるなど - に取り組まないかぎりは、私たち自身も、実は彼らを貧困にとどめておくことに加担しているのです。

2年前、フェアトレード・ファッションが女性たちの自立を助け、持続可能なコミュニティを築く様子を視察するために、リズを案内したことがありました。
今回は、衣料品工場の労働者が生活賃金を要求して抗議運動をしていると聞き、賃金の引き上げ(最低賃金を月給16ポンドから50ポンド弱に、約3倍アップ)がなぜそれほどの急務なのか、もう一度ダッカに行って現状を見ようと思ったのです。

リズ・ジョーンズのオンライン記事 (※7/22現在、記事が読めなくなっています)

ダッカのスラムで私たちは、ドリーという14歳の女の子に会いました。彼女は工場に勤めはじめて2年になるそうです。このときは12時間のシフトを終えたばかりで、疲れ切っていたはずなのに、快く私たちの取材に応じてくれました。彼女は、衣料品工場で機械刺繍の仕事をしているのだと言います。この仕事は、視力がよくて指先の器用な若い人に任されることが多いのです。彼女の暮らしは過酷で、早く大人にならなくてはなりませんでした。友だちと遊ぶ時間はまったくなく、週7日毎日働き詰めです。休暇を取ることは認められていません。

彼女は、どこの工場で雇われているかは教えてくれませんでしたが、収入がいくらかは教えてくれました。月給は2,800タカ(約3,500円)、残業代も含まれています。バングラデシュの法定最低賃金は、現在月当たり1,662タカ、1日あたり約70円です。彼女のお母さんは、長時間にわたる過酷な夜間シフト、睡眠不足、そして栄養のある食事をするのに十分なお金がないせいで、ドリーの体重が減っていることを心配しています。

ドリーのほかに4人の人たちが約1.5メートル四方の部屋を共同で使っています。部屋代は1ヶ月1,500タカ(約1,870円)です。この小さな女の子の野心とは?「いつか縫製ミシン担当になりたい」と彼女は答えます。

このような状況に置かれているのは、もちろんドリーだけではありません。バングラデシュ全国の衣料品工場で働く何千、何万もの労働者たちが、最低の労働環境、低賃金と不安定な雇用という状況を耐え忍んでいるのです。最低賃金の引き上げを求める動きが広がるなか、ブラックリストに載せられる労働者もいます。時には工場がなんの予告なく閉鎖されるという事態も起きています。社会的に力の弱い人々が極限の貧困の中に暮らし、「従来型の」衣料品会社が、彼らを搾取しているのです。


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リズとサフィア、バングラデシュ衣料品産業労働者組合連合(NGWF)のアミン・アミルルとキャンペーンを展開


リズ・ジョーンズはHumanity in Fashion(ファッションに人間らしい思いやりを)キャンペーンを支持しています。

「2年前、サフィアといっしょに初めてバングラデシュを訪ねました。そのときは、フェアトレードがどのように機能しているかを自分の目で確かめに行ったのです。女性たちのやる気と自分の仕事への誇り、技術の高さや一針ごとのステッチに込められた高い専門性に感動を覚えました。フェアトレードの利益で運営される託児所と学校を見学し、とても楽しい時間を過ごしました。これこそファッションが本来あるべき姿だ、と思ったことを覚えています。

先週サフィアと再びダッカを訪れて、前回の取材とは正反対の、ファッション産業の事情を取材しました。これこそ、大手ブランドが消費者のみなさんに見せようとしない面です。

衣料品工場で働く労働者が置かれた生活環境は、実際に目にしなければ信じられないような状況でした。サフィアの紹介で、まるで疲れをしらないかのように組合を運営する人びとに会いました。彼らは私のために通訳とガイド役も果たしてくれました。私たちは、いくつもの工場の入り口の前を通り過ぎました。でも、正直なところ怖くて車から降りられないでいたのです。門の前には威嚇的な門番が警棒を振るって立っていて、工場に出入りする労働者に対し一人残さずボディチェックを行っていたからです。

ピープル・ツリーは舞台裏で、驚くべき活動を行っています。単に洋服をつくっているだけではありません。ロビー活動、支援活動、キャンペーン、私たちが着ている服を作っている(大半が)女性の権利を守るための闘い、と様々な活動を行っているのです。サフィアと彼女の会社が過去十数年間に培ってきた信頼なしには、とても今回の取材で私が行った場所に行ったり、会った人たちに会うことはできなかったでしょう。それに先の見えない絶望的な世界に対して、何らかの見識を得ることは難しかっただろうと思います」

衣料品産業で働く人々は、何年間にもわたり以下の要求を続けてきました。


  • 組合の結成の自由団体交渉の権利
    すべての労働者は、労働組合を結成し入会する権利と、団体交渉の権利を認められるべきである。

  • 強制労働の禁止
    奴隷労働や囚役を含む、いかなる強制的な労働もあってはならない。

  • 差別の禁止
    人種、肌の色、性別、宗教、政治的見解、国籍、社会的背景、その他のいかなる特徴にかかわらず、労働の機会と待遇は平しくなければならない。

  • 労働時間の規定
    労働時間は、適用法と業界の基準に準じなくてはならない。

  • 安全と衛生の確保
    肉体的な虐待や脅迫的な行為、常軌を逸脱するような罰則や懲罰のない、安全で衛生的な労働環境が提供されるべきである。

  • 生活賃金
    通常の労働時間に対して支払われる賃金と手当は、最低でも法律および業界の最低基準に適合し、常に労働者とその家族の基本的ニーズを賄うのに充分な額であり、さらに自由に使える収入も給付するべきである。

  • 安定した雇用の保障
    労働法および社会保障法、通常の雇用関係から生じる規則などに従って、雇用者への義務が果たされるべきであり、労働契約だけを理由にして、義務を避けるようなことがあってはならない。


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写真左 : リズ・ジョーンズの記事の写真編集作業を夜通し続けるミキとサフィア
写真右 : 午前2時 - 編集作業はまだ継続中


日本でも、秋から「フェアに着よう!- Humanity in Fashion」を開始します。
みなさんも参加してくださいね!
詳細はまたウェブサイトやブログでお知らせします。

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