- バッキンガム宮殿へ行ってきました!
-
■受勲についてのニュースはこちらをご覧ください。
今日私は、フェアトレードとファッション業界への功績が認められて、チャールズ皇太子よりMBE(Member of the Order of the British Empire:大英帝国勲章第5位)を授与されました。(授与式での衣装は、もちろんピープル・ツリー。ボラ・アクスがデザインし、バングラデシュの生産者団体スワローズで手織り・手刺繍されたシルクのドレス、それにテラ・プラナのスーパーピンヒール。)
チャールズ皇太子は私のヒーローですが、できることなら背丈が私とあまり変わらない女王から賞をいただければと思ったりしました。他の受勲者たちといっしょにレンブラントの絵画(素晴らしい!)が四方に飾られた大ホールで待っていました。そして、お辞儀の仕方を教えてもらいました。(本番ではチャールズ皇太子と言葉を交わした後だったので、あまりスムーズにできませんでしたが。)
家族は観客席に座っていて、優雅な室内音楽の流れる中、私の名前が呼ばれました。「サフィア、ミセス・ミニー、フェアトレードとファッション業界への功績を評価する」と紹介され、とてもやさしい案内係の人がささやき声で前に出るようにと促してくれます。3歩出てお辞儀をして、すると皇太子が勲章をピンで留めてくださいました。それから1分間ほどは皇太子との私の時間。実際には永遠のように感じられましたが。
さて、どんなことをお話ししたか、ですが・・・
チャールズ皇太子に、ピープル・ツリーの服が持続可能な方法で作られていること、手織りはカーボンニュートラルだということ、綿花を有機栽培していることなど、お話ししました。「あなたにオーガニックのシャツを1・2枚お贈りしたいです」と夢中でしゃべり続けました。続けて「本当はあなたのお顔と『持続可能性の王』とスクリーンプリントしたオーガニックのガウンを着てくるつもりでいました。あなたの個人秘書のご友人には、きっと喜ばれるでしょうと言われたのですが、ピープル・ツリーのスタッフはそんなことをしたらあなたのお母様がお怒りなるかもしれないと言うのでやめました」とお話ししました。皇太子は、「そんなことは心配いりませんよ」とやさしくおっしゃられて、「カーボンニュートラルというのは、とてもよいことのようですね。この賞が励みになるように願っていますよ」と言葉をかけてくださって、手を伸ばし、握手されました。ちょっとしゃべりすぎたかしらと思いながら、私は席に戻りました。ちなみに、オーガニック・パブを運営する私の友人ギーティ・シンも同じ勲章を授与されました。
地区曹長(Divisional Sergeant Major)のデーヴィッド・ファッグは、ビクトリア十字勲章(軍人に授けられる勲章)を授かりました。彼は、私以外で唯一赤い衣装を着た受勲者です。私のことを気に入ってくれた様子。私の勲章のクローズアップ。
もう一度こんな機会があったら? 万が一、もう一度受勲できるとしたら、今度こそおとなしくして、お話を聞くと誓います。
家族と一緒に。夫のジェイムズと娘のナタリー、母のリズロット。
- Love Fashion, Hate Sweatshops
-
ピープル・ツリーの親善大使ジョー・ウッドと一緒に、「War on Want(途上国の貧困問題解決に取り組むイギリスのNGO)」の新しいキャンペーン「Love Fashion, Hate Sweatshops(ファッションは大好き。でもスウェットショップは許せない)」に参加してきました。
スウェットショップに終止符を打つため政府に訴えるこのキャンペーンには、驚くべきことにすでに23,000人もの署名が集まっています。署名が多ければ多いほど、より強いメッセージを政府に届けることができます。みなさんもぜひ署名をして、 リトル・ブーツ、ジョー・ブランド, ガエル・ガルシア・ベルナル、アシュレイ・ジェンセン、ベティ・ジャクソン、トニー・ロビンソン、ジョー・ウッド、そして私と一緒にこのキャンペーンに参加してください!
- 銀座にオープンしたての、ピープル・ツリー3号店
-
先週、つい先月銀座にオープンしたばかりのピープル・ツリー日本直営3号店に行ってきました。銀座のモザイク銀座阪急の3Fにあるインストア・ショップです。その他の2店舗は、自由が丘と表参道にあります。自由が丘店はピープル・ツリーの1号店で、オープンしてからすでに12年近くたちました。オフィスからも歩いて行ける距離にあります。お近くにお寄りの際は、ぜひ遊びに来てくださいね!(お店へのアクセスや最新情報はこちら)

とてもステキに仕上がっているピープル・ツリー モザイク銀座阪急店。レディース、アクセサリー、雑貨、食品がメインで、メンズやベビーも一部、取り扱いがあります。
ここで、銀座の人気アイテムをご紹介します。
1)OCドレープ・ショートコート インド「アシシ・ガーメンツ」より
2)カレン・ニコル 手編み・ネックレス・刺繍ドレス ネパール「KTC」より
http://www.peopletree.co.jp/shopping/ladies/154113.html3)バスケット編み・ニットコート(グレイ) ネパール「KTC」より
4)ジャカード織り・ドレープコート バングラデシュ「アーティザン・ハット」より
5)手編みループ・カーディガン ネパール「KTC」より
ここ数日で寒さが増し、冬支度がはじまる東京。その他、ウールやアルパカのニット帽をはじめ、手袋やレッグウォーマーなど、体を温めてくれるニット小物やジャケットなどもたくさんそろっています。
- トップショップのピープル・ツリー・コーナーでの一番人気は・・・?
-
もちろんエミリーは別にして、という意味ですけどね! エミリー・ウォールが、ロンドンの中心オックスフォード・ストリートにあるトップショップのピープル・ツリーの売り場の担当になって1年半。トップショップの中に入って下りのエスカレーターを下りてすぐの、靴売り場の近くにピープル・ツリーのコーナーがあります。ですが、トップショップではフロア内で売り場の配置がよく変わるので、このブログの書き込みをアップしてからしばらくたって読まれた方は、ちょっと探していただくことになるかもしれません‥。
エミリーはもともとデザインが専門で、ピープル・ツリーのデザインチームと仕事をしながら、トップショップと、ブライトンのピープル・ツリー・ショップでも活躍してくれています。
エミリーからみなさんへのメッセージをお届けします。 「ぜひショップに遊びにきてください。私の頭の中は商品の情報でいっぱいです。ステキなコレクションがどうやってつくられているのか、みなさんにいろいろとお話できますよ。どんな質問にも答えられる自信があります! ぜひチャレンジしに来てください!」
エミリーの選んだベスト5の商品とそれぞれの生産者パートナーは、
1: Draped Grecian Dress (ブラック) インド「アシシ・ガーメンツ」より2: Fairisle Cardi ネパール「KTC」より
3: Freya Slouchy Dress (グレー) インド「アシシ・ガーメンツ」より
4: Polka Dot Skirt (グリーン) バングラデシュ「フォーク・バングラデシュ」より
5: Lola Asymmetric Dress (ピンク) インド「アシシ・ガーメンツ」より
トップショップで扱っているピープル・ツリーの商品は、コレクションのすべてではありませんが、いろいろとご試着いただけます。100%フェアトレードの商品がハイストリートでもっと増えますように。これは、みなさんからのサポートがあってこそ成り立つことです! ピープル・ツリーの売り場の近くには、おしゃれなカフェもあります。ぜひお立ち寄りください!
ツイッターで、UKのピープル・ツリーや私サフィアの「つぶやき」をフォローできます。ぜひ登録してみてください!
- 踊るフェアトレード親善大使 ジョー・ウッド
-
私たちの友人で「ピープル・ツリー基金」(イギリスのピープル・ツリーのNGO部門)の親善大使でもあるジョー・ウッドは、イギリスのBBC放送の人気番組「Strictly Come Dancing!(セレブとプロダンサーのカップル同士が競うダンスショー)」に出演していますが、彼女の勇敢さには感心させられます。すごく健闘しています! 毎週大勢の視聴者の前でダンスを披露するのは、かなり勇気がいることでしょう。私には、とても真似できません!
ジョーは、昨年私とバングラデシュの生産者団体を訪ねましたが、スワローズの運営する小学校では子どもたちとダンスをする機会がありました。子どもたちも私たちも、ジョーのダンスに感心しました。今週の土曜日の番組の視聴者投票でも、私はまたジョーに点を入れるつもりです。もし皆さんの中にもイギリスで放送を見ている方がいたら、ジョーを応援してください! ジョーが子どもたちと一緒に踊っている様子は、こちらのビデオでご覧ください。
- ロンドンのジャズクラブRonnie Scotts (ロニー・スコッツ)で、ヘレン・バンバー財団とエマ・トンプソンのイベント
-

私が人権の次に情熱をかけていると言っていいほど大好きなジャズ・ファンク。友人で、ピープル・ツリーの強力なサポーターでもあるスティーヴン・ブレンニンクメイヤーから、ジャズ・クラブで開催されたヘレン・バンバー財団を支援するイベントに招待してもらい、大喜びで出かけました。
財団の創設者ヘレンさんからは、彼女が支援している人びとの、絶望的と思われる話が紹介されました。ティーンエイジャーのお兄さんに連れられて彼女のもとを訪れた少年は、偽装爆弾の仕掛けられたウォークマンを拾ったために両手を吹き飛ばされ、失明しました。財団のサポートにより生きる意欲を見いだし、特別な教育を受けることができるようになり、世話をしてくれるお兄さんも支援を受けています。

左:開会の挨拶をするスティーヴン・ブレンニンクメイヤー
右:エマ・トンプソンとヘレン・バンバー女優・脚本家のエマ・トンプソンは、自宅の近くにあるサウナのことを話してくれました。子どもの頃から毎日そのそばを行き来していたそうですが、彼女の家族はそのサウナでいったい何が起きているのか知らず、ジョークのネタにしたりしていたそうです。小さい頃はふざけてサウナチケットを作って、お互いにプレゼントもしたとか。ところがある日、財団から、そこで監禁されて何年にもわたって働かされていた少女に会ってほしいと依頼があったそうです。この少女は受付係の仕事に就けるという約束で、期待で胸をふくらませながらロンドンにやってきたのに、実際に待っていたのは性的奴隷の仕事だったのです。
エマは、財団とともにこの若い女性がトラウマを乗り越えられるように、それまでなかった方法で支援しました。エマの説明によれば、この女性が直面してきた問題を7段階に分けて認識できるようにし、それを展示して一般の人たちに向けて紹介したそうです。結果は大成功で、展示を見た人びとには大きな教育的効果がありました。また、被害にあった若い女性は、会場でボランティアとして参加し、人びとの反応を目の当たりにしたのです。「この子は今はもう大丈夫なんだろうか?」と、展示の最後の部分から出てきた無骨な男性が目に涙をためながら言うのを耳にした彼女は、その男性を強く抱きしめて「もう大丈夫よ」と言ったそうです。共感を得たことが、彼女を癒すカギとなったようです。
国外からの亡命希望者の多くが、同じような人権侵害の犠牲者となっています。これは私の話ではなく、エマ・トンプソンによる話です。
左:私と夫のジェームズ
右:「tall duck and handsome」と書かれたサスペンダーをしたデニーその夜は財団のためにたくさんの寄付金が集まりました。何千ポンドもするようなアート作品は私には手が届きませんでしたが、私もチケット2枚を買って、ジャズエクスチェンジとアップルトン(どちらも大好き!)のライブで友人のスティーヴンのドラムに合わせてダンスを楽しみましたよ!
ヘレン・バンバー財団のウェブサイトはこちら
- テラ・プラナ創設者、ガラハド・クラーク氏にサフィアがインタビュー
-

エシカル(倫理的)な靴メーカー「テラ・プラナ」の創設者ガラハドさんに、質問に答えてもらいました。テラ・プラナは、ほかにないデザインとエコな素材で靴をつくっています。テラ・プラナのすてきな秋冬コレクションはこちらでチェックしてみてください。
靴づくりが環境に対して抱えている課題は何ですか?
製靴業は、世界でも環境を汚染を出している産業のひとつです。皮をなめすのには重金属が使用され、加工過程で出る廃液処理の難しいことで悪名高いのです。金属製の器具もたくさん使います! スタイルごとに新しい工具があるし、もちろん新しい型も必要。プラスチックや靴底の原料、接着剤なども毒性が高いものや石油由来の原料が使われています。フェアトレード・ファッションを着たことがありますか?
はい、サフィアがすごいのを作っていますからね!ガラハドさんお薦めの、ピープル・ツリーのベスト5アイテムは?
1.Square textured shirt
2.Contrast trim cardi
3.Brown check shirt
4.Gherkin t-shirt
5.Black poplin shirt日本のピープル・ツリーのウェブサイトでも、メンズアイテムをご覧いただけます!
もしピープル・ツリーのパートナー生産者団体を訪問するとしたら、バングラデシュ、ケニア、ペルー、ネパールのうち、どこを訪ねてみたいですか?
ケニアです。南アフリカの社会企業ソウル・オブ・アフリカ〈Soul of Africa〉を通して、ケニアで生産を始められるよう準備中なので。でも、その他の国も行ったことがないので、ぜひ行ってみたいです!中国の工場とのお仕事が多いようですね。工場で働く人たちが公正な労働条件で働けるように、どうやって確認しているのですか? ピープル・ツリーは、途上国の農村の小規模グループと、手仕事活かしたものづくりをしていますが、それについてどう思いますか?
私たちは独自の監査人を抱え、厳格な行動規範にもとづいて工場を運営しています。現地の労働市場はかなり上向きなので、工場の抱える最大の課題は、労働者に働き続けてもらうためにどうするか、ということです。私は、ピープル・ツリーの農村の小さなグループとの仕事の仕方はとてもすばらしいと感心しています。私自身も、ソウル・オブ・アフリカ(南アフリカで靴づくりの仕事を創り出し、エイズ孤児を支援する団体)を通して同じような仕事を靴づくりで経験しています。ソウル・オブ・アフリカは私たちがアフリカで靴をつくるのに協力してくれている社会企業ですが、利益をすべてエイズに関連する、コミュニティ開発プロジェクトの支援に還元しています。
ピープル・ツリーのサプライ・チェーンが徹底して管理されているのも、本当にすばらしいことで、いつも感心しています。
- バングラデシュ、ビリシリ・プロジェクト − 縫製職人コルナ・ランサさんにインタビュー
-

ビリシリを訪れたとき、幸いなことに何人かの職人さんたちのお話を聞く機会がありました。縫製ユニットで働く女性、コルナ・ランサさんに、仕事と家族、ガロ族の人びとのこと、最近の気候変動や温暖化などについて質問をしました。
この団体で働くようになってどのくらいになりますか?
6年です。刺繍ユニットで仕事していた時期も含めると、10年になります。縫製のお仕事は楽しいですか?
私は刺繍と縫製のどちらも好きですが、縫製の仕事の方が目の負担は少ないようです。ご家族は近くに住んでいますか?
夫と母親と3歳の息子といっしょに暮らしています。
母が息子の面倒を見てくれています。息子は来年小学校に入学します。夫は、以前は食料品店に勤めていましたが、今は日雇い労働です。仕事はかなり不定期で、半分ほどしか働いていません。先月はまったく仕事がなかったのですが、今月は10日働いています。
私が稼ぎ手として家族を養わなくてはならないことを考えるとプレッシャーが大きいですが、家族みんなのためにそうしています。特に息子のために頑張っています。夫は、再就職の機会が広がればと電気修理技術の再訓練を受け、運転免許コースも完了しました。将来への希望は?
息子が医者になってくれることを願っています。というのも、農村には医者が足りないのです。私のおばは、資格のない医者の治療を受けていたのが原因で1年前に亡くなりました。ガロ族の人びとがバングラデシュで直面している最大の問題は?
私たちは、差別を受けています。たとえば、教師の職を目指したとしても無視されるのです。私は申請をしたのですが、拒否されました。中学校を良い成績で卒業しているにもかかわらずですよ。
土地のことも問題になっています。先住民の土地に移住してくる人たちがいるのです。気候変動や地球温暖化については、どんなことをご存知ですか?
土地を耕していましたが、洪水でダメになってしまいました。肥沃な土壌だったのが、砂地になってしまったのです。
気候が変化することで、私たちの暮らしも影響を受けています。季節も変化していますし、自然の雨が降らなくなって、米の栽培が遅くなりました。そして最終的には、頑張って働いても収穫は減ってしまうのです。以前は1つの田んぼから10キロの収穫があったのに、今は6~7キロほどです。
家族に必要なお金を賄うには、手工芸の仕事が必要です。米だけでは十分な収穫が得られませんから。気候変動と地球温暖化の責任は、誰にあると思いますか?
私たちみんなの責任です。ダッカ市街には、車も工場もたくさんありますが、それが地球温暖化や気候変動を生んでいます。そのことに憤りを感じています。環境を守り食品の安全を確保するために、私たちがすべきことはなんだと思われますか?
もっと多くの木を植林して、公害を起こす産業は廃棄物に関してもっと注意を払うべきです。汚水が私たちの川を汚染しています。産業廃棄物と環境破壊のことを知ってとてもショックを受けています。おかしな話です。
- バングラデシュ先住民族のエンパワメントへの、デコボコ道
-
・・・突然、タイヤの焦げる匂いがして黒い煙があがりました。私たちを乗せた車のタイヤは、パンクしただけではおさまらず、バラバラになってしまいました。車が道から外れたり、ひっくり返ってあぜ道から田んぼの中へ転落しなかったのは、奇跡です。
バングラデシュの首都ダッカから車で5時間、私たちはようやくビリシリに着きました。この辺りの高地は、もともと中国西部に住んでいたガロ族が、王国を築くためにチベットを通ってやってきた土地です。1948年には、インドとの間に国境が引かれました。その後、ガロ族の人々は次第に土地の権利を失い、はげしい経済的・文化的な差別にさらされてきました。
ピープル・ツリーは、10年ほど前から、フェアトレード生産者団体「フォーク・バングラデシュ」と仕事をしています。フォーク・バングラデシュは、先住民の人びとに仕事を創り出し、彼らの伝統的な織物を売る市場を開拓することで彼らを支援しているのです。フォーク・バングラデシュのビリシリでのプロジェクト「ビリシリ・フォーク」に到着した私たちを、村のリーダーやグループのメンバーが出迎えてくれました。
女性たちは、そろって歓迎してくれました。この後、地元NGOとフォーク・バングラデシュが絶え間ない努力の末、ようやく完成した建物のオープニングを祝う式が開かれ、たくさんのスピーチが続きました。この建物は、10台の縫製用ミシンが設置され、刺繍担当の立派な作業所となる予定です。
女性たちの刺繍の腕前は素晴らしく(これまではグリーティング・カードの刺繍の仕事がほとんどでした)、さらに収入を増やすために、刺繍だけでなく最終製品の加工までできればと考えました。服に仕立てるスキルが身につけば、製品を仕上げることができ、収入アップが可能になります。そこでダッカの支部から縫製職人が訪れ、女性たちに研修をしていました。手織り生地のあまりを利用して袋物を作ることで自分たちの縫製技術を伸ばし、同時に残り布を無駄にしないで有効利用することで、収入向上にもつなげられるというのです。右:デザイナーのボラ・アクスは、このグループの仕事を増やすために、トップスとチュニックをデザインしてくれました。商品はこちらから
刺繍ユニットでは70人の女性が働いていますが、彼女たちはピープル・ツリーのカタログに、自分たちの刺繍した商品を着たモデルを見つけて、とても誇らしげでした。ここで働く女性の多くは、家計を一人で支えていたり、夫より収入が多かったり、また大学の学資を自分の収入で賄ったりしています。フォーク・バングラデシュは、診療と眼の治療のための仮設クリニックを開いて、白内障手術を手配しています。この辺境のコミュニティでは、最近の異常な降水量のせいで収穫が2~4割も減少したため、自分たちの食糧をのぞくと販売できる作物がなく、現金収入がほとんどありません。ますます困難になりつつある暮らしを、フォーク・バングラデシュは少しでも支援しようとしています。
みんなでブレインストーミングをして、このグループで簡単に縫製できる試作のデザインを考えました。みんなとても一生懸命で、袋物を卒業してシンプルなスカートの縫製ができるように、技術指導を受けられるのを心待ちにしています!
バングラデシュの農村に広がる田んぼを朝食前に散歩するときほど、すばらしく満ち足りた時間はありません。ピープル・ツリーのスタッフの上田真佐子も私もこの村が大好きなので、早起きも苦になりませんでした。不思議な縁なのか運命なのか、私の昔からの友人ムクラ・ラホウアンが偶然村に滞在していたので、私たちとフォーク・バングラデシュのチームといっしょに散歩をし、彼らの家でダール(豆のカレー)やロティ(薄い丸いパン)のおいしい朝食をいただきました。そしてダッカに戻った私たちには、また別の驚くべきことが起こったのです。その話は次回に・・・。




















